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バス通勤始めました

11月より新しい仕事が始まりましたが、今回は先方の所在地・就業規則の関係でマイカー通勤ができないため、バスを使うことになりました。 私はこれまでの人生で、バスを日常的な交通手段として使ったことはなく、またバスに乗るのも数年ぶりのことなので、少々緊張していたりします。 なにはともあれ、これから数ヶ月はバス通勤となる見通しなので、定期券を購入。

一日あたり往復で ¥550 (往路 ¥290, 復路 ¥260 と何故か値段が違う。復路の方が区間長いはずなのに...。) と結構馬鹿にできない額なので、定期券でなるべく出費を抑えようと思ったのですが、三ヶ月パスのお値段は ¥31,120 (+ デポジット ¥500) 也。 えーっと、一ヶ月に20日出勤するとして、三ヶ月間毎日現金で払ったとすると、総額で ¥33,000 なので、定期を買うことによって節約できるのは ¥1,880。 比率にして約5.7% ...って、あまりお得な気がしませんぞ。

とは云うものの、バスに乗るたびに小銭の確認をし、必要ならば両替機を利用する手間などを考えれば、やはり定期券は買っておくべきでしょう。 財布の中に一万円札しかない場合などは悲劇に見舞われることになりますので。

そういえば、今更ですが、バス定期券もICカードになってるんですね。 紙に区間と有効期限が印刷されたものを渡されるものだと思っていたので、ちょっぴり驚き & 感動でした。

自分の車で移動するのと比べると、色々と不便なことの多いバスですが、もちろん良い点もあります。 最も大きなメリットは、なんといっても自分で運転する必要がないため、本を読むことができるということ。 うっかりの乗り過ごしにさえ気を付ければ、朝夕の30分が至福の読書タイムに変わります。 (関連: Eyes, JAPAN Blog: モス読書)

現在のお気に入りは、和田はつ子の「料理人季蔵捕物控」シリーズ。 甲府に越してきて間もない頃、近所の書店で『涼み菓子』を買い、「これはなかなか面白いな。読みやすいし。」などと思いながら読み終え、ふと裏表紙を見て見てると、

涼み菓子

日本橋は木原点にある一膳飯屋「塩梅屋」。 主の季蔵と先代の娘・おき玖が、美味しい冷茶の試作をしているさ中、季蔵の弟分である豪助がやってきた。 「甘味屋みよし」の父親がこれぞという "涼み菓子" を考えてきた男を、娘おれいの婿にすると約束したという。 おれいに想いを寄せる豪助に季蔵が助太刀をすることに…… (「涼み菓子」より)。 表題作他「婿入り白玉」「夏の海老」「乙女鮨」の全四篇を収録。 人々に美味しい料理と幸せを届けるために、今日も季蔵が大活躍。 シリーズ第十二弾!

『涼み菓子』/ 和田はつ子

シリーズで、しかも第十二弾? ということは、この前巻にあたる作品が11冊はあると。 なるほど、「主人公の元許婚が心を病んで臥せっている」とか本筋にあまり関係ない話が出てきてたのはそういう理由だったんですか。 ……などとひとりごちながら、早速本屋に行き、第一作である『雛の鮨』を買ってきました。 そんなこんなで、現在は第三作の『あおば鰹』を読み終え、明日からは『お宝食積』に入ろうというところです。

雛の鮨 悲桜餅 あおば鰹

あくまでも軽妙さ・快活さを意識して書かれた作品のようで、重厚なプロットや考証の正確さを期待するハードな読者には向かないとのことですが、それだけに、私のような時代小説初心者にとっては入り込みやすいのかも知れません。 また、作中に出てくる用語や風習などを後から調べてみる楽しみもあります。 煎り酒とか、菴摩羅果 (あんもらか) とか、「ぼて振り」って「棒手振り」って書くのか、とか。

さてさて、今日は折りよく休日なので、次の作品を仕入れに行きますか...。

Narita (定期券は落とさないように気をつけよう!)
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Comments

表題 ( Author: T氏 <pKNeuaAQI76o9> )

Suicaの普及でJRの定期券が売れなくなってるのと似てる気もする。
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