Windows Vista
Windows Vista の発売から五ヶ月が経過しました。 その性能については賛否両論あるようですが、私の個人的な意見としては、「ダメOS」でファイナルアンサー。
欠点をひとつひとつ挙げていくときりがないのですが、その中でも致命的なのが、インターフェイスの大幅な変更です。 エクスプローラのレイアウト改変に始まり、新しいボタンコントロールの導入、メニュー構造の変更等々、Vista はそれまでの Windows ユーザが習得してきたインターフェイスをばっさりと切り捨ててしまいました。
それでも、こうした新しい要素を取り入れることで、作業効率が上がる、あるいは、習得が容易になるといったメリットがあれば良いのですが、そのような効果は殆ど見られません。 「目新しさ」を出すことで、買い替えを促すといった狙いがあったようですが、ユーザの反応を見れば明らかなように、その「目新しさ」が仇になっています。 (Office 2007 が導入したリボンも同様の問題を抱えていますよね……。)
インターフェイスの変更は、例えそれが改良であっても、ユーザには大きな負担となります。 そのため、そうしたデメリットを上回るメリットが見込めない限りは、インターフェイスの変更を見送る、あるいは、旧スタイルでの操作も可能にする、といった措置が妥当だと思われるのですが、そうした発想は微塵も見受けられません。
そんな「ダメOS」の失点を挽回するためか、Microsoft からは早くも次期バージョンである Windows 7 の情報が出されています。 しかし、発表の内容を見る限りでは、ユーザが望んでいるのとは掛け離れた方向へ進化している模様。 Windows XP が第一線を退くのはまだまだ先のことのようです。
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