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The 2nd Anniversary

甲府へやってきてから二年が経過しました。 仕事の状態は当時とあまり変わっていないようにも見えますが、実は細かい状況の変化が色々と積み重なっています。

正式に決まってから改めてお知らせしますが、今月からとある組合に加入することに。 実はこの組合からは、以前からお誘いを頂いていたのですが、思うところがあって今まで保留とさせて頂いていました。 それは、例えば組合の制度に問題があるといった理由からではなく、私自身の仕事に対する姿勢を維持するためです。

独立当初、仕事を得るために私が採ったのは、県内のIT関連企業をピックアップし、ここはと思うところを手当たり次第に訪問するという手法。 これは非常に効率の悪いやり方に思えるかも知れませんが、個々の企業の雰囲気をできるだけ正確に掴むには、実際に現地を訪れるのが一番です。 また、これまでずっと東北地方で暮らしてきた私にとっては、県内を東へ西へと (自動車でですが) 走り回ることは、山梨県の地理というか土地勘を掴む上でも有意義なものでした。

その一方、近年では職安 (https://www.hellowork.go.jp/) や求人情報誌だけでなく、さまざまなインターネットサービスが、こうした求人・求職情報のマッチングを提供しているようらしく、知人・友人からも以下のようなサービスを紹介してもらいました。

楽天ビジネス: 発注先・外注先探しの一括見積り・比較 BtoBビジネスマッチングサイト
http://business.rakuten.co.jp/
SE,プログラマーのための無料の求人,求職,人材サイト Programmer's SOHO、フリーランスの方向け情報も
http://www.seprogrammerjobs.com/index.php

考え方が古いのかも知れませんが、私にはこのような「登録 (有料・無料を問わず) すれば、お仕事を紹介します」といったシステムの利用に大きな警戒心があります。 最も大きな要素は、こうした楽な (と言って悪ければ「効率的」な) サービスを利用することで、「自分は営業努力をしている」と錯覚してしまうことに対する恐れでしょうか。 独立はしたものの、自分の苦手な営業活動にきちんと向き合うことをしなかったために廃業となった技術者のエピソードは、枚挙に暇がありません。

そんなわけで、これまではこうしたサービスの利用やグループへの所属を自らに戒め、前世紀的 (?) なアナログな営業手法に始終していたわけですが、前述の組合はこれまで継続的に発注を下さっている会社が主体となって運営されているものであること、これまでの仕事を通し互いのスタンスや技術力などについてある程度の理解を築くことができたことから、今後の受発注を円滑に進める上でも、加入すべしという判断に至りました。

独立二年目にしてまだまだ課題は山積みではありますが、事業展開および法人化に向けた取り組みはゆっくりと、しかし粘り強く継続中。 今期も、皆様のご協力・ご支援を頂ければ幸いです。

Narita
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