「やる気」は誰のもの?
「やる気」は、良い仕事を為すために欠かせない (と考えられている) 要素です。 ところで、その「やる気」はどこからやってくるのでしょう?
言うまでもないことですが「やる気」というのは、個人の内的 (心理的) なコンディションに過ぎません。 従って、それに対する環境からの干渉があるとすれば、それは常に自分自身というフィルタを通しての間接的なものであるはずです。 しかしながら、「やる気」をコントロールすることは非常に難しいため、私たちはともすればその増減は自分の意思とは無関係な現象だと考えてしまいがちです。
例えば、他人から賞賛されたり、あるいは批判されたことによって、やる気が出た (あるいは失くなった) と「感じる」ことがあります。 ところが、よく考えてみれば、そうした外部からの干渉はあくまでもきっかけに過ぎず、実際にやる気を出したり失くしたりしたのは、他でもない自分自身。 やる気を自分で「出す」ことはできても、他人に「引き出してもらう」ことはできないのです。
「やる気」とは言ってみれば自分の、そして自分だけの財産。 これをきちんと管理・運用できるようになって初めて、一人前の社会人です。
成田 (0.8人前くらい?)
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