flint>flint blog>2006年>12月>26日>類義語

類義語

ソフトウェア開発のプロセスにおいて、「ある概念に名前を与える」ことが必要とされることがあります。 日常においては、特に名前を与えられていないモノ・コトも、プログラムの一部として扱われる際には、他のモノ・コトから明確に識別されなければなりません。 その識別を行うためのラベルとして、名前 (識別子) を対象に付与する必要があるわけです。

この「名前」がコンピュータにだけ必要なものであれば、SX-5738 とか W17TF88 のように、「他と重複しない一意な」名前であれば十分ですが、プログラムを書く人間にとっても「名前」は重要な識別要素なので、通常は "Customer" とか "DeleteData" のように、自然言語 (通例英語) に近い「名前」を用います。

ここで問題になるのは、「類義語」の使い方です。 例えば、データベースから商品 (の情報) を「削除」する関数に名前を付けるとしたら以下のいずれが最も適当でしょうか?

DeleteProduct / RemoveProduct / EraseProduct / EliminateProduct

この他にも使い分けの難しい語はいろいろとあります。

  • data/ info(rmation) / item / record
  • create / generate / make / produce
  • abort / end / finish / quit / stop / suspend / terminate
  • alter / change / modify / update
  • chain / concatnate / join / link / merge
  • find / search / seek

日本語なら「探/捜す」や、「収/納/治/修める」、「足/脚/肢」の使い分けに相当します。 これを深く考えず、テキトウ (「適当」ではない) に使ってしまうと、他人に (時には自分でも) 読みづらいプログラムになりがち。 そんなわけで、プログラマにとって語学 (語彙力?) も欠くことのできない教養なのです。

関連項目

成田 (毎日ゴッド・ファーザー)
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