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冬瓜と鶏肉のスープ

冬瓜と鶏肉のスープ

6月に入りました。 甲府に来てから、そろそろ一年になります。 私はじりじりと上昇していく気温と湿度に、昨年経験した悪夢の如き蒸し暑い日々の再来を確信し恐れ慄いておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

プログラマといえど、身体が何より重要な資本であることは他の職種と変わりはありません。 まして私のような自営業では、夏バテなどで倒れたりすれば、その時点で収入がパッタリと途絶えることに。 従って、自身の体調・健康の維持管理に努めることは、仕事の一部であり、義務であるとも言えるでしょう。 そんなわけで、今回の記事では、暑くて食欲がイマイチなときでも比較的容易に栄養を取ることができるスープの作り方を紹介しようと思います。

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Narita
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簿記システム

以前の記事 (理想と現実) において、初めての確定申告を無事済ませたと書きましたが、実を言うとあまり「無事」ではありませんでした。 というのも、独立してからしばらくの間は忙しさにかまけて帳簿付けをサボっていたためです。 領収書・レシートの類も取っておいたつもりだったのですが、後から集めてみるとあちこち抜けていたり。 そんなこんなで、申告期限間際に大慌ててで帳簿を作成するハメに。 担当して頂いた税理士さんにとっても、忙しい時期に面倒この上ないクライアントであったに違いありません。

帳簿は OpenOffice.org Calc (表計算) で作成したのですが、とにかく集計とその確認が大変な手間です。 「おかしいな。この1,350円の余りはどっから出てきたんだ?」なんてことをやっていたので、三月上旬は寝不足気味で少しフラフラしていました。

さて、ここからがプログラマの悪いクセ。 「来期は帳簿を管理するシステムを作って確定申告をスマートにこなしてしまおう!」などと思い立ち、これを行うウェブアプリケーションの開発を始めてしまいました。 さいわいにして、簿記については以前手掛けた業務で一通りの勉強はしてあった (参照: Expert of Everything (2)) ので、DB設計などはすんなりとできましたが、難しいのはやはりユーザインターフェイスの設計です。

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Narita
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Panem et Circenses

みなさんは、今ネット上で話題となっている「武雄市図書館問題」をご存知でしょうか。 コトの発端は、佐賀県武雄市が行った、図書館運営民間委託構想の発表です。

TSUTAYA (ツタヤ) を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ (CCC) と佐賀県武雄市は4日、武雄市図書館の企画・運営に関する提携で基本合意したと発表した。 CCCが指定管理者として来年4月から図書館を運営し、開館時間を延長するなどサービスの向上を図る。

武雄市図書館の運営費は年間約1億4500万円かかっているが、同市はCCCへの委託で1割程度減らせると見込む。 この日都内で会見した樋渡啓祐 (ひわたし・けいすけ) 市長は「サービスを向上しつつも経費を下げるために、民間のノウハウを提供してもらう」と述べた。

図書館の利用カードはCCCのポイントカード「Tカード」へ切り替える。 Tカードは若い世代に普及しており、図書館を使わない人が多いとみられる若年層を呼び込む狙いがある。 本を借りた人へのポイント付与も検討する。

この構想を主導する樋渡市長は、昨年8月に武雄市のウェブサイトをFacebookに全面移行し、「Facebook 市長」として有名になった人物。 (参考: 「市長がはまっている」佐賀県武雄市、市のページをFacebookに完全移行へ - ITmedia ニュース) その他にも「日本Twitter学会」なるものを立ち上げ、その会長を務めるなど、SNSの活用にひとかたならぬ熱意をもっているようです。

この図書館民間委託構想について、産総研のセキュリティ研究者である高木浩光氏によってプライバシー保護上発生しうる問題の指摘および懸念の表明 (詳細は後述) がなされました。 しかし、これに対して樋渡市長は常識では考えられない不誠実な対応を行い、現時点においてもそれは継続されています。 これまでの経緯をまとめることが本エントリの趣旨ではないので、ご存知でない方は以下のページをご覧ください。

当ブログは、私の事業の公式であることもあり、普段はこうした特定・個別の社会問題については言及することを避けています。 しかし、今回の一件は私が独立するに至った理由と、この事業を行っている動機に密接に関連するものであるため、今回のエントリではこれについて自分の見解を述べる、より正確には、この図書館民営化構想の推進側の対応について、以下の三点から批判を行うことを決意しました。

  • 議論における不誠実さ
  • 指導者としての無能
  • 無責任な「市民」

追記 [2012/05/13 7:30]

以下、他の視点からの批判・指摘などを紹介。

動機が(自称)善だから何やってもOKなんです(キリッ) - カレーなる辛口Javaな転職日記
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20120507/p1
覆水は盆に返せるのか? - がるの健忘録
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20120505/p1
プライバシー侵害を懸念する際に「個人情報保護法」でいう個人情報でないから問題ないと主張する組織が相次いでいるのが問題 - 発声練習
http://d.hatena.ne.jp/next49/20120510/p1
もし現役首長が「知り合いのスーパーハカーが黙ってないぞ」と言いだしたら - conflict error
http://webkit.seesaa.net/article/269469626.html
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Narita
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理想と現実

三月も終わり、新年度に突入。 確定申告もなんとか終えることができました。 今月からはまた新しい仕事が始まります。

独立してからの9ヶ月間、会社員でいた頃よりも幾分長く、「自分は今何をするべきか」を考えて過ごしてきたような気がします。 今後の展望、仕事と休息のバランス、独自サービスの構想と開発、などなど。 自分の代わりに考えたり決断してくれる人のいない環境にあるが故に、否応なくそうしたことに頭を回すことになるようです。

己の在り方や為すべきことについて考えるとき、私はいつも「理想」と「現実」という二つの軸に沿って問題を整理します。 やりたいことは何で、現状はどうなっているだろう? 目標に近づくにはどのようなアプローチを取るのが良い? 将来的にトラブルを招きそうな事案を抱えてはいないか? そうやって、理想と現実のギャップをできるだけ正確に把握し、これを埋めるべく計画を立て、然るべき行動を取るわけです。

こんな風に言葉にしてみると随分とご立派な感じがしますが、これは社会人であれば誰もが行っていることのはず。 取立てて語るべきことではありません。 とは言え、いざこれを実践に移そうとすると、これがなかなかに難しいもの。 その原因は何なのかと考えてみるに、「理想」と「現実」の狭間を往くのに必要な「バランス感覚」の妙にあるような気がしています。

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Narita
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火と鉄と

砥石も持ってます。

「料理」は、私の数少ない趣味の一つ。 仕事で遅くなることもあって、ずっと自炊というわけにはいきませんが、休日や外食に飽きたときなどに、台所に立っています。 あれこれと忙しくしている間はそちらに意識が集中するため、気分転換・ストレス解消にはもってこいの作業です。

ところで、「料理」というと、一般的には「女性らしい」「可愛らしい」あるいは「優美」というイメージがあるようで、これを私のようなムサい男が趣味にしていると知ると、失笑や揶揄を含んだ反応を返してくる人も少なくありません。 「男らしくない」「女々しい」と受け取られているらしいのです。 確かに、私が料理を教わったのは主に母からですが、実際に料理に取り組んでみると、これが他にはちょっと類をみないほど「男らしい」仕事であることが分かるでしょう。 刃物 (包丁) を振るって皮を剥ぎ、肉を切り、骨を絶つ。 ガスの炎を操り、高温の油の飛沫に耐えながら、食材を加工する。 少しばかり盛った表現をするなら「火と鉄の世界」。 世間一般に言われる「男らしい」趣味、例えばクルマの運転やギターの演奏などと比較してみても、遜色ない程度には勇気と技量の要る行為ではないかと思うのですが......。

さらにここから派生して、調理の主要な道具である包丁の研ぎとなれば、まさに「男の仕事」という感じがするのではないでしょうか。 刃物の研ぎ方は父から教わった (というか教え込まれた) のですが、そこでも様々な知識を経験として得ることができました。 例えば、「切れ味」というのは、刃の断面の楔型を鋭くすることよりも、むしろ刃に沿った微妙な凹凸による部分が大きいこと、鉄が意外に「柔らかい」ことなど、色々な発見があります。

アイロン瞑想

また、客先に常駐して仕事をしている私にとって、ワイシャツの皺伸ばしは日々欠かすことのできない作業。 背広は自分で洗うことが難しいのでクリーニングに出していますが、ワイシャツの洗濯と、アイロン掛けは自分で行っています。

このアイロン掛けもまた、「灼けた鉄」を繰って為されるもので、油断をすると衣類を焦がしてしまったり、自身が火傷を負ったりするなかなかに危険なもの。 私が使用しているのは母から譲り受けた相当に古いアイロン (松下電器製: キューティNI-111) で、温度調節不可、過熱防止機構なし、スチームなしというシロモノなので、最近のものと比べて取り扱いに注意を要します。

余談ですが、アイロンをかけているときって、無心の境地に入ってしまいますね。 個人的にこの状態を「アイロン瞑想 (ironing meditation)」と呼んでいたり。 プログラミングに集中するとやたらと空腹を感じることから思い付いた「プログラミング痩身」とあわせて、なんとか流行させようと思っているのですが、全然上手くいきません。

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Narita
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履歴を取ってみよう

えるは゛っきーか゛あらわれた!

一般的に、コンピュータに格納されるファイルは、その属性として「作成日時」および「更新日時」の値を保持しています。 そこからの連想なのでしょうが、データベース設計においても、重要なデータを格納するテーブルにこれらの値を格納するカラムが設けられていることが少なくありません。 例えば、次のように定義されたテーブルを見たことはないでしょうか。

message
カラム 制約 解説
id INTEGER PRIMARY KEY 識別子
subject TEXT NOT NULL 表題
content TEXT NOT NULL 本文
disabled INTEGER NOT NULL 状態
[ 0: 有効, 1: 無効, 2: 削除 ]
time_register TIMESTAMP NOT NULL 登録日時
time_update TIMESTAMP NOT NULL 更新日時

けれども、この「更新日時」が実用にどれほど役に立つものかを考えてみると、その効果のほどは甚だ疑問です。 何故なら、このフィールドはあくまで「最終の」更新日時を表すものに過ぎず、次の更新が生じたときに、その値は上書きされてしまうもの。 その最終の更新についてさえ、「いつ」行われたかは分かるものの、「どのような」変更がなされたかについては、何の情報も提供されません。 そうしたことを考えると、この「更新日時」のフィールドは殆ど意味を持たないものだと言えます。

話は変わりますが、Mac OS においてはファイルへのアクセス日時が最終のものだけでなくすべてが記録される模様。 これは便利と言えば便利なのかもしれませんが、恐ろしい気もしますね。

高木浩光@自宅の日記 - Macでは「何回も何回も観てニヤニヤ」がバレる
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20090704.html

閑話休題。 こうした事情から、より重要なデータを扱うシステムでは任意の時点におけるレコードの状態を参照できるようにするため「履歴」の情報を含めてデータベースに格納する手法が採られます。 しかしながら、この履歴を取る方法は、作り手によってまちまち。 特に、記録の対象を重要なフィールドに限定したり、変更の差分だけを格納するテクニックを駆使したりし始めると、データベースの構造とそれを処理するコードは急速にその複雑さを増し、保守運用の困難なシロモノと化す傾向があります。

そこで今回は、この履歴をとるために私が用いているごく簡単な手法を紹介したいと思います。

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Narita
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Fake Professionals

ソフトウェアが大規模化・複雑化の一途をたどる今日では、ユーザインターフェイスの設計は、本体の設計・製造と切り離され、それを専門とする「デザイナ (designer)」と呼ばれる人々によって為されるものとなっています。 これにより、ソフトウェアの外観は洗練されたものとなり、同時に利用者にとって親しみやすいものとなりました。 事実、デザイナが作成するロゴやボタンなどの画像は、私がペイントで描くものとは比較にならないほど優美でスタイリッシュです。

けれども、私はときに彼らの「デザイン」に強い違和感、もっと言えば不満を覚えることが少なくありません。 それは、彼らが「美術 (fine art)」の技法・概念を偏重するあまり、対象となるソフトウェアの機能や役割から逸脱したものを作る傾向があるからです。 そもそも「インターフェイスデザイン」というのは、対象となるソフトウェアをユーザが容易・快適に使えるようにすることを目的としているもののはず。 ところが、その関係がいつの間にか逆転し、「美しいインターフェイス」を作るために操作性や機能が犠牲にされてしまっているケースが頻繁に観察されます。 また、単純な知識・技術あるいは経験が不足しているために、工学的に問題のあるデザインが為されている例も枚挙に暇がないほど。

例えば、綺麗なフォントで読ませたいがために、文章を全部画像にしてしまっているウェブページ。 代替テキスト (alt あるいは longdesc 属性) も提供しないので、検索エンジンのクローラには拾われない上、画像表示に対応していないブラウザや視覚障害者などにはアクセス不能の代物に。 その上、彼らが好んで用いる小さなフォント (9~10ポイントあたり) は、読んでて目が疲れるのなんの。 健常者にとっても不便なことしきりです。 (参照: 文字の大きさ)

さらに深刻なのは、そうした問題を指摘されても、デザイナが「アートだから」とか「感性の問題」などと言って、それを退けてしまうこと。 「コスト」だの「費用対効果」といった用語を持ち出して、自分のデザインの拙さを正当化する人も多く見られます。 (画像内の文字をテキストとしてHTMLソースに埋め込むのに、いったいどれだけの「コスト」が掛かるというのでしょう?) そうした姿勢・認識は「業界」に常識あるいは雰囲気として定着してしまっており、容易には変わりそうにありません。

それでも、注意して見てみれば、この現状を問題アリと認識しているデザイナ, アーティストの意見を見付けることができます。 (以前の記事 (「デザイン」の問題) で引用した KOJI's Diary のその一つ。) 今回は彩夢万丈というサイトで見つけたある記事と、そこで取り上げられている作品を紹介したいと思います。

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Narita
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アボカドとツナのサンドイッチ

私はこれまでに何度か読んでいる本の引用・紹介をしたり、外出時に思いがけず時間が空いたときのために常に本を携行しているためか、周囲からは「ものすごい読書家」と思われているフシがあります。

けれども、実際はそれほどでもありません。 読む量もそれほどではない上に、比率からすると漫画の方がかなり大きくなります。 ただ、電車やバス、あるいは喫茶店などでバッグから漫画を出して読む度胸がないというだけの話。 実際、背後の本棚は漫画でいっぱいだったりします。

さて、そんな私が今回取り上げるのは、『闇のイージス』という作品。 単行本の5巻に収録されている「復讐の女神」というエピソードの中に、次のようなシーンが出てきます。

闇のイージス (5)

「アボカドとツナでよければ、サンドイッチがある。食欲があるなら食べたほうがいい。」
「美味しいわ…」

主人公 (楯雁人) が、警護対象の女性 (久石美春) にサンドイッチを勧めているのですが、その具はアボカドツナとのこと。 この組み合わせは、今まで試したことがありません。 どんな味がするんでしょう? 食べた美春は「美味しい」と言っています。 私も、俄然食べたくなってきましたよん。

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Narita
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半年が経って

犬は喜び...。

あけましておめでとうございます。 昨年は皆様に大変お世話になりました。

私は昨年もいつもどおり、宮城県仙台市の実家で年を越しました。 実家に居ると、普段は殆ど観ることのないテレビの前で過ごす時間が長くなるのですが、これに関してちょっと気になったことがあります。 昨年は東日本大震災があったため、どのテレビ局・番組も揃ってこの話題を取り上げていました。 災害からの復興を目指し、それに向けて立ち上がる勇気を持ちましょう。 「がんばろう日本。」 「東北の皆さん、がんばってください。」 それはそれで結構なのですが、では私たちは具体的に、何を「がんばってる」のでしょうか。

ネットを眺めていても、言い方は悪いのですが、震災が「国民が団結・結束するためのイベント」として捉えられているのではないかと思えてきます。 映画や小説などで、展開を盛り上げるために物語に織り込まれる困難と挫折と悲劇。 悲壮感に酔い、絆の美しさと有り難さを再確認するための儀式。 地震の発生から九ヶ月が経過した今もなお (それとも「今だからこそ」でしょうか)、社会全体が「災害ハイ」とでも呼ぶのが相応しいような、異常な興奮と高揚感の中にあるように感じられてなりません。

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Narita
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メモ: Inspiron 570 のHDMI接続

現在このエントリを書くのに使用しているPCは、4ヶ月ほど前に購入したDELLInspiron 570 というデスクトップモデル。 直販ページを見ていただくと分かるように、とにかく安価い。 しかも、21.5インチの液晶モニタ (ST2220L)が、これまた格安で付属してきます。 これは独立したばかりで資金の乏しかった (今でもそれほど潤沢ではありませんが) 私には非常に魅力的な製品で、即断・即決でこれを購入しました。

ほどなく商品が届いたので、早速組み立て開始。 モニタの箱には D-SubDVI-D のケーブルが同梱されていたので、迷うことなく DVI-D を手に取って、本体とモニタを接続......しようとした私の手がはたと止まります。 PC本体の背面にあるのは、D-Sub と HDMI の出力端子のみ。 DVI-D の出力端子は見当たりません。 どうやら、付属のビデオカード (Radeon HD 4200) は、DVI-D インターフェイスをサポートしていないようです。 「HDMIケーブル付けないで、使えないDVI-Dのケーブルを付けてくるって何の嫌がらせだ。」とこぼしつつ、仕方がないのでとりあえずは D-Sub で接続し、基本的な設定を終えた後、コジマに行ってHDMIケーブルを入手してきました。

さて、問題はここからです。

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Narita
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